前作から5年、全世界が待望するなか発表された新世代ソウル/ファンクの旗手、ディアンジェロのセカンド・アルバム。全米アルバム・チャート1位。メソッド・マン&レッド・マンがゲスト参加。 (C)RS
ディアンジェロはデビュー・アルバム『Brown Sugar』で、セクシーで生粋の彼のルーツとなるR&Bを終わりにした。『Voodoo』では、B-boyのR&Bをアーバン・ブルース、リズム、7弦のジャズギターで豊かにすることを試みた。『Do You Want More』のThe RootsのAmir Questlove Thompsonや、『Gang Starr』の DJ Premierらの協力を得て、音楽は生き生きとした。どの曲でもボーカルが素晴らしく、Prince、Marvin Gaye、Curtis Mayfieldといった一流のアーティストを彷彿させる。『Playa Playa』はトランペッターRoy Hargroveやソウル歌手Roberta Flackらの協力を得てアレンジされ、『Feel like Makin’ Love』では、 ヒップホップの女王Lauryn Hillがゲスト参加している。『Send it On』も素晴らしい。『Devil’s Pie』はジャズ・ソウルの最高傑作で、ヒップホップばかりのダンスミュージックに影響を与えた。 『Left and Right』は、Method Man and Redmanのカバーだ。ムーディーでクールなこのアルバムは、自分だけの夜を楽しみたいときに最適だ。趣味のいいカップルに贈りたい。Kate Nafolo